2012/09/28
ごあいさつ。。。
このたび、ブログを始めました。
トワル・ド・ジュイの生地のこと、ジュイを使ったアイディア、手作りのこと、日々のこと、
フランスのお店や手芸事情など、綴っていきたいと思います。
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私とトワル・ド・ジュイとの出会いは今から20年ほど前。
その当時、パリで美術史を学んでいた私は19世紀美術が専門。
講義の一つが19世紀の装飾美術についてでした。
絵画・彫刻・建築中心の普通の美術史の中ではあまりクローズアップされない
小芸術・装飾美術の歴史はとても新鮮で、その中で出会ったのが、
トワル・ド・ジュイの布地と壁紙でした。
以来、ずっと気になる存在で、
いつかヴェルサイユの近くにあるというジュイ・オン・ジョザスの街の
美術館に行ってみたい、、、と
何度もパリから郊外に延びるRERの路線図とにらめっこしたものでした。
それから十数年後、パリから田舎の村に引っ越して出会った手芸友だちTomoさん。
彼女と一緒にモンマルトルの生地やさん街に繰り出してから、
私のトワル・ド・ジュイ熱は一気に上昇。
なんと、憧れのジュイ・オン・ジョザスの美術館を初めて訪れたときには、
ジュイ生地で作った自分たちの作品を持参していました。
自分でもびっくりする勇気、Tomoさんと二人だからできたことです。
だから、お店もブログも二人のものです。
(Tomoさんのブログはもう少し先です。お楽しみに~♪)
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ジュイは不思議な布地です。
古いのに、新しい。
柄生地なのに、なぜかいろいろな色や柄が集まっても美しいのです。
そう、まるでいろいろな色の花が集まってブーケになるかのように、
美しいんです。
だから、お店の名前はFlorileges。
「詞華集」という意味のフランス語です。
美しい詞を集めたアンソロジー、転じて花のように美しいものの集まり、
という意味になります。
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新たなチャレンジ、ドキドキいっぱい、少しワクワク。
どうぞよろしくお願いします!
par Florileges*S