めがねケースレシピ訂正

文化村トワル・ド・ジュイ展にて、展覧会初日6月14日に、

めがねケースのキットをお買い上げ下さったみなさまへ


早速に展覧会にお越しくださり、フロリレージュのキットをご購入、

ありがとうございました。


一点、レシピに訂正箇所がございまして、お知らせさせていただきます。

レシピ2ページ目、Dカンを取り付ける作業のお写真⑥が間違っておりました。

正しい写真はこちらです。

s-photo10.jpg 

ご購入くださったお客さまお1人お1人にお詫び申し上げるところ、

ご連絡先がわかりませんので、こちらで対応させて頂きます。

ご迷惑をおかけして、大変申し訳ありませんでした。


素敵なめがねケースを完成させていただけますように。

このほか、ご不明な点がございましたら、どうぞご遠慮なく、

お問い合わせください。


フロリレージュ
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トワル・ド・ジュイの歴史~その1

トワル・ド・ジュイの歴史は、18世紀後半、ドイツ出身のクリストフ・フィリップ・オーベルカンフとともに始まります。


1760年、オーベルカンフは、ヴェルサイユにほど近いジュイ・オン・ジョザス(Jouy-en-Josas)という小さな町に

工場を作ります。ヴェルサイユの宮廷に近いこと、広い土地が余っていたこと、町に流れるビエーヴル川の水質がよく、

そこで生地を洗うことができるということなどが決め手でした。こうして、この工場で作られた生地を、当時はオーベル

カンフ工場の生地と呼んでいましたが、次第にトワル・ド・ジュイ(ジュイ布地)と呼ばれるようになっていくのでした。



         オーベルカンフと子どもたち 

                    オーベルカンフと子どもたち 

                

      中央がオーベルカンフ。画面左手では工場の職人が生地を広げて乾かしているのが見えますね。

        オーベルカンフ 65歳の頃です。(L.L.Boilly 1803 個人蔵 上の画像は作品の一部分)




              ジュイ生地

           工場設立当時1760~70年頃のジュイ生地 (トワル・ド・ジュイ美術館蔵)




生地の端には、「MANUFACTURE DE C.P.OBERKAMPF ET SA COMPAGNIE A JOUY-EN-JOSAS BON TINT」と

プリントされています。いろいろな色が使われていて、今日知られている典型的なジュイのデザインとは違いますね。

バラの柄ですが、どこかオリエンタルな感じがします。




ちょっと脱線へ


花束 出 会 い


フランス伝統生地トワル・ド・ジュイの店フロリレージュは、フランス・パリ郊外に住む大の手芸好き二人の出会いから

始まりました。洋裁で作品を作るFlorilèges-Tとカルトナージュや刺繍の作品を作るFlorilèges-S、ジャンルは異なれど材料は

同じ生地、その二人がさまざまな生地を使いながらたどり着いたのが、フランス伝統生地トワル・ド・ジュイでした。

これがジュイ生地との出会いです。


当初は趣味で作っていた二人でしたが、縁あってパリ郊外のトワル・ド・ジュイ美術館内にあったブティックから美術館

グッズとして注文をいただくようになりました。仕事として製作するようになり、美術館の方や生地メーカー、生地問屋さん、

ジュイ専門店の方たちと出会い、アドバイスをいただいたり、ジュイ生地についていろいろなことを教えていただきながら、

二人はトワル・ド・ジュイという生地の素晴らしさ、奥の深さにますます魅せられていきました。



花束 つ な が り


美術館からの注文に加え、いくつかの場で製作したものを販売する機会を得、販売会でさらに注文をいただき、少しずつ

ではありますが、順調に仕事は広がっていきました。こうして、種類も量もより多くの生地が必要となり、メーカーから

直接購入するようになりました。そして、私たちが購入したこれらの生地の一部を日本で販売できたら、日本の手芸家・

ジュイ愛好家の方に喜んでいただけるのではないだろうか...という思いが生まれました。


2012年春、当初より決まっていたFlorilèges-Sの日本帰国を機に準備を開始。二人が今後も、ともに活動していく為に、

そして、なによりも日本の皆様に、私たちが夢中になったトワル・ド・ジュイという生地の素晴らしさをもっともっと

お伝えするために、日仏に拠点をもつ利点を生かして、より安く、より便利にトワル・ド・ジュイをお届けするオンライン

ショップを2012年秋にオープンいたしました。


日本とフランス、ジュイ生地と作品、洋裁とカルトナージュ、そして、なによりも日本のお客様と フランスのトワル・ド・

ジュイ、ジュイを愛するお客様と私たちフロリレージュ。 これらのたくさんの出会い・つながりがこれからもっともっと

広がって、大きなつながりに育っていってくれますように...。



                                           2012年9月記




2014年冬、フロリレージュをオープンして約2年間を共にしてきたFlorilèges-TとFlorilèges-Sでしたが、個々の活動の

幅をもっと自由に広げて行きたいという想いから、別々に歩んでいくことにいたしました。

お客さまには、これまで日仏2人のスタッフによるフロリレージュをご愛顧いただき、誠に有難うございました。

2015年より、フロリレージュはFlorilèges-S管理の元に続けて参りますので、今後もどうぞ宜しくお願いいたします。

                          
                                     

                                              2014年12月追記



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