2013/02/26
タイムスリップ
久しぶりのランチ。
子どもたちが0歳のころからのお友達と3人で集まるのは5年ぶり。
バスク語で「記憶」という名のレストラン、
レストランテ・アコルドゥ。
それぞれに自分の近況と子どもの近況を報告しながらの楽しいランチ。
子どもたちは大きくなったけれど、母たちは変わらないね^^
おしゃべりするうちに、タイムスリップ。
懐かしい「記憶」がよみがえってきます。
「記憶」レストランの一品目は、地鶏、白子、生麩のローストに
九条ねぎのスープをかけていただきます。
二品目は、地元で取れた野菜とハーヴ。
サワークリーム・ベースのディップは、現代アートの筆のタッチのように
直接スレートのお皿に。
にんじんとごぼうはコリコリ、
畑の土をイメージしたというジャリジャリとした食感の
「食べられる土!?」がまぶしてあります。
アコルドゥ風アレンジの野菜スティックですね。
三品目は海の幸。
この日はタコ。身が透けて目にも美しい半生でいただきました。
下には温かいジャガイモのピュレ、上には冷たいパプリカのジェラート。
食感の違い、食材の温度の違いを、スプーンでまとめてすくって口へ。
うん、面白い、美味しい~♪
三品目は四国・徳島のすだち牛。
すだちを絞った飼料を食べて育った牛さん。
じっくりとローストした玉葱と、
その玉葱からポタポタと落ちてきた油と一緒にいただきます。
暖炉では薪が燃えて、冬の趣、非日常を感じるうれしい空間です。
ガラスの向こうはオープンキッチン。
シェフはフレンチ出身、スペインでさらに修行して帰国、
数年前、奈良にakorduをオープン、
以来、評判を聞いて、遠くから食べに来るお客さんも多いそうです。
こんな素敵なお店が近くにある幸せ~♪
いつも美味しいお店を教えてくれるKさん、ありがとう。
デザートは安納芋、お茶は月ヶ瀬のお茶で作った紅茶を
いただきましたが、
おしゃべりに夢中で撮り忘れました。
久しぶりのレストラン、素敵なひとときをいただきました。
駅のすぐそばなので、立地も便利。
レンガと大きな窓、白いパーゴラのエントランス、、、
ここは本当に奈良?!
シルバーリーフのギンヨウアカシヤ、ミモザの花も咲き始めています。
もうすぐ春。
そのあとは、、、レストランから車で5分、
おしゃべりの続きとお茶をいただきに場所を移します。
和の石畳。洋風の石畳に慣れた目に、
その渋い趣が懐かしく、また新鮮に映ります。
ここは、明治40年創業の製餡会社がオープンした菓子処みやけ。
写真の奥、緑の屋根の家は個人宅です。
この由緒正しい建物は、江戸時代の豪商鴻池邸表屋を
昭和57年に大阪今橋より移築復元したもの。
白壁に焼杉の腰壁、紺ののれん、、、まさにタイムスリップ。
小旅行でどこかの城下町を歩いている気分です。
靴を脱いで上がると、
座敷の向こうに広がる竹林の庭。
竹の緑を眺めながらいただくのは、もちろん和菓子。
この日は、このお店を教えてくれたTさんお奨めの抹茶パフェ。
Tさんは黒蜜きなこパフェ。
日本人で本当によかったな、と思う瞬間です。
大阪・今橋で、戦後、大阪美術倶楽部の会館として使われていた旧鴻池邸表屋、
1979年改築に伴い撤去されることとなり、
船場のシンボルを残したいと、
三宅製餡株式会社二代目社長 三宅一真氏が
奈良・鳥見の所有地に移築したそうです。
昔を偲び、実際に座してその空間を味わうことができる貴重な場所。
ぜひ何度も訪れたい素敵な場所が、また一つ増えました。
今日の集まり、タイムスリップする楽しいひとときを
アレンジしてくれたKさん、Tさん、
本当にありがとう!
par Florileges*S