タイムスリップ



久しぶりのランチ。

子どもたちが0歳のころからのお友達と3人で集まるのは5年ぶり。

バスク語で「記憶」という名のレストラン、

レストランテ・アコルドゥ。

それぞれに自分の近況と子どもの近況を報告しながらの楽しいランチ。

子どもたちは大きくなったけれど、母たちは変わらないね^^

おしゃべりするうちに、タイムスリップ。

懐かしい「記憶」がよみがえってきます。 




akordu entree

「記憶」レストランの一品目は、地鶏、白子、生麩のローストに

九条ねぎのスープをかけていただきます。




akordu entree 2



二品目は、地元で取れた野菜とハーヴ。

サワークリーム・ベースのディップは、現代アートの筆のタッチのように

直接スレートのお皿に。

にんじんとごぼうはコリコリ、

畑の土をイメージしたというジャリジャリとした食感の

「食べられる土!?」がまぶしてあります。

アコルドゥ風アレンジの野菜スティックですね。




akordu plat



三品目は海の幸。

この日はタコ。身が透けて目にも美しい半生でいただきました。

下には温かいジャガイモのピュレ、上には冷たいパプリカのジェラート。

食感の違い、食材の温度の違いを、スプーンでまとめてすくって口へ。

うん、面白い、美味しい~♪




akordu plat 2



三品目は四国・徳島のすだち牛。

すだちを絞った飼料を食べて育った牛さん。

じっくりとローストした玉葱と、

その玉葱からポタポタと落ちてきた油と一緒にいただきます。




高い天井の室内、

akordu cheminee



暖炉では薪が燃えて、冬の趣、非日常を感じるうれしい空間です。

akordu cuisine

ガラスの向こうはオープンキッチン。

シェフはフレンチ出身、スペインでさらに修行して帰国、

数年前、奈良にakorduをオープン、

以来、評判を聞いて、遠くから食べに来るお客さんも多いそうです。

こんな素敵なお店が近くにある幸せ~♪

いつも美味しいお店を教えてくれるKさん、ありがとう。




デザートは安納芋、お茶は月ヶ瀬のお茶で作った紅茶を

いただきましたが、

おしゃべりに夢中で撮り忘れました。




久しぶりのレストラン、素敵なひとときをいただきました。

駅のすぐそばなので、立地も便利。



akordu entree



レンガと大きな窓、白いパーゴラのエントランス、、、

ここは本当に奈良?!




シルバーリーフのギンヨウアカシヤ、ミモザの花も咲き始めています。

akordu mimosa


もうすぐ春。




そのあとは、、、レストランから車で5分、

おしゃべりの続きとお茶をいただきに場所を移します。



住宅地の中、見えてきたのは、、、

miyake entree

築300年の町家建築。




miyake entree 2

和の石畳。洋風の石畳に慣れた目に、

その渋い趣が懐かしく、また新鮮に映ります。




miyake entree 4

ここは、明治40年創業の製餡会社がオープンした菓子処みやけ。

写真の奥、緑の屋根の家は個人宅です。




miyake entree 3



miyake ancienne maison de Konoike

この由緒正しい建物は、江戸時代の豪商鴻池邸表屋を

昭和57年に大阪今橋より移築復元したもの。




白壁に焼杉の腰壁、紺ののれん、、、まさにタイムスリップ。

小旅行でどこかの城下町を歩いている気分です。




miyake entree de salon de the



靴を脱いで上がると、



miyake bamboo 



座敷の向こうに広がる竹林の庭。

竹の緑を眺めながらいただくのは、もちろん和菓子。



parfait au matcha



この日は、このお店を教えてくれたTさんお奨めの抹茶パフェ。

Tさんは黒蜜きなこパフェ。

日本人で本当によかったな、と思う瞬間です。




miyake chariot



大阪・今橋で、戦後、大阪美術倶楽部の会館として使われていた旧鴻池邸表屋、

1979年改築に伴い撤去されることとなり、

船場のシンボルを残したいと、

三宅製餡株式会社二代目社長 三宅一真氏が

奈良・鳥見の所有地に移築したそうです。

昔を偲び、実際に座してその空間を味わうことができる貴重な場所。




ぜひ何度も訪れたい素敵な場所が、また一つ増えました。

今日の集まり、タイムスリップする楽しいひとときを

アレンジしてくれたKさん、Tさん、

本当にありがとう!





par Florileges*S



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サロンお手伝い

2月の手芸サロン『針の祭典』、準備のお手伝いに行かせて貰いました。


華やかなサロン会場、準備はどんななのでしょう。


是非にと、中山久美子先生に願いしたところ、快く「どうぞ」と仰ってくださいました。


体は小さいものの、体力には自信が少しあり、張り切ってお手伝いに伺いました。


針の祭典 


冗談を飛ばしながら、楽しそうに電気を設置する方は中山久美子先生のご主人。


針の祭典準備生地


生地の配置は終わりましたが、まだまだ壁が寂しいです。


針の祭典準備生地とワンピース


壁にドアを設置し、お店の装いをが出てきました。


ワンピースを着せたマネキンも設置され、お店が再現されつつあります。



針の祭典展示


柱の向こう側は展示場。


最近出版されたハードカバーの手芸誌、' Toile de Jouy et indiennes'


のなかの作品が、命を与えられて自分の居場所を得たかのようです。


針の祭典

こちらは、自転車。鉢植えと小さな椅子で お庭'jardin'をイメージしています。素敵です。


ここで、 中山先生からご許可をいただきましたので、

先生の新しい本 Toile de Jouy et indiennes を少し紹介させていただきます。


中山さん本

窓の近くにあるのは、洋風の巾着!


中山さん自転車


自転車もアンティークな装いで。


中山さん本の巾着


一針一針、布に針を通すと、何故か心が落ち着いてきます。ブティの魅力はそこ。


お手伝いさせて頂き感じたことは、一心に仕事に打ち込む

久美子先生のまっすぐな熱意でした。


明日から私も “熱意” を込めていろいろな仕事に打ち込むよう心がけたいです。


久美子先生、ありがとうございました。


par Florileges*T



心を込めて。。。



Florileges*Sは、ご注文をいただいて、

めがねケースや書類ファイルをお作りしています。 



お客様にお好きなジュイ生地を選んでいただき、

*Sから、その生地に合わせるスキバやリボンのご提案をさせていただきます。




今回、ご注文くださったS様のご希望はジュイ・テヴノン『水物語』ローズ。

やさしく落ち着いた柔らかいピンク色に合わせて、

春に向かう今の季節を考えて、ご提案したのは、



histoire d'eau rose pour etui-lunettes



めがねケースには、ラ・テイエール・ド・ボワのアイヴォリーのスキバーテックスと

3種類のグログラン・リボン。

リボンは大人っぽいサーモンピンク色に決まりました。 




ファイルには、2種類のリボンをご提案しました。



histoire d'eau rose pour porte-documents



S様が選ばれたのは、シックでエレガントな2.5cmの両面サテンリボン。

お色はシャンパンベージュです。



どんな仕上がりになるのか、作る前からワクワク。



etui-lunettes&porte-documents rose



こんなフェミニン・シックなセットになりました。



etui-lunettes&porte-documents rose 2



お嫁入り前に、数日間~1週間ほど手元に置いてチェックします。

めがねケースも書類ファイルも、どちらも開けたり閉めたり、

動かして使用するものなので、特にボンドのつきは念入りにチェック。

気に入ってくださいますように。




Y様はジュイ・テヴノンのLudivine Beigeを気に入ってくださり、

今回、めがねケースを2つご注文くださいました。

数パターンご提案させていただき、



ludivine beige pour etui-lunettes 1



内側スキバとリボンをお色違いでお作りすることになりました。


ludivine beige pour etui-lunettes 2



Ludivineは柄のとり方によって、いろいろな表情を見せてくれる生地。

Y様のご希望で、今回はバラのガーランドを上蓋の部分に配置することになりました。



そして、完成したのがこちら。

etui-lunettes ludivine beige 1



どちらも、柄のエレガントな華やかさと地の落ち着いたベージュ・カーキ色に

両面サテンのリボンがそれぞれマッチしていて、とても素敵です。



etui-lunettes ludivine beige 2



お客様と相談して製作するのはとても楽しい作業です。

そして、自分の「いつも」をよい意味で壊してくれる新鮮な喜びがあります。

今回もS様、Y様から生地のご希望を伺って、

新しい組み合わせが生まれました。




こちらは、T様からご注文いただきましためがねケースとファイル。



corbeille d'abondance bleu etui&porte-documents 1



リボンの色や質感を変えるだけで、同じ生地でも雰囲気がずいぶん変わります。

グログランはクラシックで大人っぽい感じ、

サテンリボンは華やかで優雅な感じがします。




陽が当たり過ぎて、明暗がきつ過ぎるかな、、、と、

カメラを手に真剣モードの*Sのレンズにクンクン。。。

アレンが鼻先をくっつけてきました^^;

「ぼくのことも構ってよ。」

わかったよ、キミも撮ってあげるよ^^



etui&porte-documents avec Alen



今回は、幅違いのおそろいで、両面サテンの淡い水色リボンに決定。



corbeille d'abondance bleu etui&porte-documents 2



大人気のジュイ・オートンティックの『豊穣の籠(かご)』ブルーと

レクラ・ド・ヴェールの深いブルーマリンのスキバ。

*Sが愛用しているファイルをご覧になって、同じものをとご注文くださいました。

素敵なアクセサリーを作られるアクセサリー・デザイナーのT様。

どんな眼鏡、どんな書類を入れてくださるのでしょう。




どの品も一週間ほど矯めつ眇めつ眺めては、

ボンドを足したり、クリップで押さえたり、重しを乗せたり、、、。

いよいよ、心を込めてお作りした品々のお嫁入りです。

どうか気に入ってくださいますように。。。



***



追記: さまざまな素材を使って、いろいろな表情のアクセサリーを作られるT様。

実は、*Sの渡仏前からの友人です。

大人っぽくも、可愛くも、スタイリッシュにも、シックにも、

自在にデザイン・製作される

アクセサリー・デザイナーTさんの素敵なブログはこちらからどうぞ。

Tさんのショップはこちらです。




par Florileges*S

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